30CLIMAX直前アンケート:にほひ

2024年10月19日

人の心の機微を繊細に描く文学的な趣のある会話劇といった印象のにほひ。結果としては二連敗を喫してしまったが、ニ試合とも接戦であり、特に第六節はタイムオーバーの減点さえなければ勝利していたという僅差の勝負であった。作品の評価は両作品とも高く、30リーグの戦いに慣れさえすれば優勝も十分に狙えると思わせるポテンシャルを見せてくれた。

Questionnaire

Q1.リーグ戦を振り返って

・自団体の事

2回火ゲキの公演に参加するという前提があったから、新作と再演という2作品を創作できて、良かったです。何年かおいた自分の作品を、改めて作り直すのは初めてで面白かったです。新作の方も自分がどういう、どんなデザインの作品が好きかを再確認しながらの創作でした。物語終盤の会話中のミザンス整理とか、派手ではないのですが大切な演出だなと思いながら、最後の稽古でも変更しつつ役者のお二人と作らせて頂きました。


・参加団体の事

リーグで皆さんと出会えたこと本当に嬉しく思っております。ライバルであり、仲間みたいな…勝手に…そんな風に思わせていただいております…。今後とも、皆さんの作品を、創作を楽しみにしております。


Q2.リーグ戦(10作品)の最優秀作品は?

めちゃくちゃ悩みます!!
シアターライズ『Last.Last..Last...』と21世紀のキリン『PINK』をみれておりませんのでそこ以外から…!すみません…!!
演出の部でわくらば『此処からさきのはなしをしよう』、脚本の部でD地区『おかえり未来の子』ですかね…。本当に悩みますが!
『此処からさきのはなしをしよう』はライバルズアイでも書かせて頂いたのですがデザインが本当に上手すぎると思いました。『おかえり未来の子』の台詞単品では素朴なフリをしているけど積みあがるとざらついた口触りになるところがすごいなと。D地区さんの『まにまにメモリアル』も背骨がぞりっとくる感じで面白いです。


Q3.リーグ戦(10作品)の最優秀俳優は?

D地区『おかえり未来の子』の熊猫さん。『まにまにメモリアル』と合わせて、すごい!怖い!役としては全く似ていないキャラクターなのですが、こういう人間ぜったいいるなと思わせるリアルさ、嫌さ、怖さ…。すごかったです。
『おかえり未来の子』の広瀬ヒロさんも鬱屈とした感じが作品に必要不可欠で素敵でした。
カムパネルラ容原静さんの表現に真摯でいるという熱量、みていると背筋の伸びる思いです。
21世紀のキリン『お初徳兵衛 浮名の桟橋』の愛恵さん。素舞台時代物に説得力をもたせる力強い美しさ。
シアターライズ『真夜中の月の下で俺は吠えた』は上坂留叶さん玉井敬大さんのバランス感覚(コメディ/シリアスの)が作品の良さだったと思います。
わくらば西村こころさんは、最高の作品をつくるぞというプロデューサー力が光っているのは周知のとおりですが、俳優としての西村さんも、物語にチャーミングを添えており、とても素敵です。


Q4.30CLIMAXの見どころ

盤石な布陣を常に敷いてきたわくらばさん。今回も勿論。めちゃくちゃ楽しみで、正直めちゃくちゃ期待値高いです。
21世紀のキリンは今回はどんなテイストなのか想像できないのですが、劇団員の二人芝居、濃密なキリン色で勝負ということでしょうか。
どうなるんだろう。想像はしますが、でも、わかんないですよね。わかんないですよねえー!どうなっちゃうんだろう!?
楽しみです。

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