30CLIMAX直前アンケート:演劇集団シアターライズ
第二節にて出演者8名による宮沢賢治を連想させる様な幻想的な作品『Last.Last..Last...』を発表したかと思えば、第四節では男2名によるハードボイルドなピカレスクロマン『真夜中の月の下で俺は吠えた』を披露。リーグ優勝にはあと一歩及ばなかったが、ジャンルの振り幅の大きさがそのまま団体の可能性を示している様な、今後を楽しみにせずにはいられない実に魅力的な戦い方をしてくれた。
Questionnaire
Q1.リーグ戦を振り返って
リーグ戦ということで、短いスパンで30分作品を仕上げなければならない。30分とはいえ、勝負思考/芸術思考の両方を意識してやるのに短期集中でやる機会というのが結構レアだと思うので、とても充実した期間だなぁという素直な感想です。今回旗揚げして間もない座組のため、知ってくれてる方は本当に少なかったのに、火ゲキのおかげで沢山の方々に知っていただくキッカケになり、めちゃくちゃ有難かったです。
Q2.リーグ戦(10作品)の最優秀作品は?
演劇集団シアターライズ『真夜中の月の下で俺は吠えた』
やっぱり、演劇集団シアターライズの『真夜中の月の下で俺は吠えた』ですかね。あれはお客さんの観たいものが全部詰まった、喜怒哀楽全開放の熱い芝居でしたね。
Q3.リーグ戦(10作品)の最優秀俳優は?
松木賢三さん((有)ライターズ・カンパニー)
わくらば『此処からさきのはなしをしよう』
わくらばさんの芝居に出られてるのを観て、父親役として完璧すぎてとても心に残っているため、選考させて頂きました。
Q4.30CLIMAXの見どころ
両団体さんとも、正反対の色を持っている劇団さんです。1歩間違えれば勝ち、1歩間違えれば負けという、互いに崖っぷちの演劇勝負です。
僕の感覚でいくと、ドラマや映画好きな人はわくらばさん、ゴリゴリの演劇好きなら21世紀のキリンさんだし、でもどちらを観ても新しい世界をきっと楽しめるので、最高のつまみ食い演劇だと思います!
是非観にいらしてみてください!