RIVALS EYE【第四節：わくらば】

RIVALS EYEとは

ライバル達が熱いホンネをぶつけ合う

30リーグ2024参加団体による公式戦の観戦レポートです

今回は第四節『にほひ×演劇集団シアターライズ』を

わくらばがレポート

はたしてライバルはこの試合をどう観たのか？

にほひ さん

結構重い題材だと思うんですが、重たい方へ比重がおかれている訳ではなく、日常会話で進みながらスっと核となる部分へグッと引き込むお芝居がとても素敵でした。
今までヘラヘラ笑えてたのに、唐突に抑えきれない感情が襲ってくる事って誰しもあると思うんですけど、かけられた言葉があまりにもえげつなくてよくその後ぬいぐるみを割くだけで耐えたねと心臓がきゅっとなりました。

おばあちゃんからかけられた言葉は一種の呪いのようなもので、きっと生涯付きまとうだろうしそんな中その呪いを象徴するぬいぐるみがまだあるだなんて……と物語なのに怒りすら湧いてきました。
その後おばあちゃんがどんな気持ちで彼女を思っていたのか、そして愛したのかはわかりませんが、言われた側からしたら今更愛されたとしても愛すことなんて出来ないですよね。
彼女が、あの人達がこれから幸せに生きてくれることを祈るばかりです。すっとこちらが感情移入してしまう自然なお芝居に30分があっという間でした。

演劇集団シアターライズ さん

腹の探り合い、たまらなかったです。
敵なのか味方なのか最後までわからないヒリヒリとした緊張感。
お話が進んでいくに連れて、裏切らないでいてと何度も願っていました。
お二人の駆け引きのお芝居がとても良くて、詰める際の切り替え方にぐっと引き込まれました……

カーテンコール途中のお芝居に少し泣きそうになり急いでカバンからハンカチを取り出しました……終わったと油断していたら駄目ですね…！
漫画雑誌の読み切り漫画のようで短時間でも満足感がありました！
他にも登場人物の名前がいくつかあったのでその人達との過去編等も知って深掘りしていきたい作品でした。迫力あるアクションシーンも見応えがあり、緊迫感が増して素敵で、前作とは打って変わった作品のギャップも素晴らしかったです！

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投票に過去一番悩みました……
終演後に頭を抱えそうになりましたね、どちらの作品も好きで……！
でも引き分けにはせずにしっかり投票させていただきました。
ただ2作品とも甲乙つけがたい素晴らしい作品であった事には違いありませんでした！

西村こころ（わくらば）