RIVALS EYE【第一節:わくらば】
2024年04月05日
RIVALS EYEとは
ライバル達が熱いホンネをぶつけ合う
30リーグ2024参加団体による公式戦の観戦レポートです
今回は第一節『D地区×カムパネルラ』を
わくらばがレポート
はたしてライバルはこの試合をどう観たのか?
D地区『まにまにメモリアル』
中盤までは個性的な人達!ミドリムシ…!?ダンスまで踊っちゃうんですか!とノリノリで観劇していたのですが、不穏のオンパレード。
予想以上に現実的でぞくぞくと響きました。
良いと思ってした事で、あの言葉を言われてしまうと心折れてしまうのも分かりますし、彼女側のあの言葉を吐いてしまうのもわからんでは無いんですよね。
どちらも分かるからこそ見てるこっちは苦しかったです。最初から彼女の手のひらの上なんですかね、まだまだ今後も拡大していくかと思うと末恐ろしいです。
いや、彼らにとっては救済なんでいいのかもですね。結末は観た人におまかせという感じでしたけど、私は『まにまに』するんじゃないかなと思っています。
カムパネルラ『Have a Nice Life』
まず公演が始まりすぐに劇場の温度がすっと下がった気がしました。
この開始数分のお二人の芝居がそうさせたのだろうなと。
つまらない、冷めたなどの悪い意味合いでは無く、この世界観に合わせて温度が下がったイメージ。
お芝居を見ていて体感温度まで変わることなんてあまり無いのですが、『Have a Nice Life』という作品の空気感に包み込まれそんな錯覚を覚えました。
靴にライトが当たり、5回点滅するのは何かの示唆なのだろうかなどとこちらに考察させるだけの空白が多々あり、別バージョンとして小説等としても見たくなる素敵な作品でした。
西村こころ(わくらば)