RIVALS EYE【第一節:21世紀のキリン】
2024年04月06日
RIVALS EYEとは
ライバル達が熱いホンネをぶつけ合う
30リーグ2024参加団体による公式戦の観戦レポートです
今回は第一節『D地区×カムパネルラ』を
21世紀のキリンがレポート
はたしてライバルはこの試合をどう観たのか?
D地区『まにまにメモリアル』
日常の中のちょっと変わってる人たちに囲まれて、うまくいかない毎日のなかで奮闘する主人公のちょっと変わったお話でした。
気持ちのいい会話のテンポ感とどこかの知り合いにいそうな個性的なキャラクターたちが生み出す少し奇妙な世界感がなぜかとても体になじんでとても楽しんで観ることができました。
世界感と『ポリリズム』との相性がとても良かったです。思わず笑ってしまいました。
カムパネルラ『Have a Nice Life』
『Have a Nice Life』というどことなく不思議で意味を考えさせられるような作品名と同じく少し現実味からは離れた不思議なお話だったと感じました。
この作品の中で何度も短い暗転があったのですが、暗転されるたびにこの作品が伝えたいこと、伝えようとしていることを何度も自分の中で咀嚼して考える時間になって、普段劇を見ていてよく集中力が切れる要因となる暗転が、逆にこの作品に集中することができたように感じました。
30分という時間の中で限りある情報を受け取り咀嚼する行為がとても楽しく感じました。
高津碧大(21世紀のキリン)