RIVALS EYE【第四節:D地区】
2024年07月12日
RIVALS EYEとは
ライバル達が熱いホンネをぶつけ合う
30リーグ2024参加団体による公式戦の観戦レポートです
今回は第四節『にほひ×演劇集団シアターライズ』を
D地区がレポート
はたしてライバルはこの試合をどう観たのか?
にほひ『止むな、嵐。』
衝撃的なスタートから始まったお芝居。
最初のインパクトのある出だしとは裏腹に始まってしばらくはどこかで見たことがあるような親族の集まり。
このままのペースで進むのかな?と思っていたのですが後半に近づくに連れて不穏な空気が…。
個人的には過去と今が溶け合って回想が始まるところに背筋がぶるっとしました。
ただ、役者の年齢感がまちまちで
この人たちは何歳くらいなんだ…?
と話の中身とは違う部分で集中力を削がれてしまったり、やけに使用感のあるダンボール、その中にダイレクトで服を入れるの!?
となったり話がリアル感でいっぱいなだけに細かい部分が気になってしまいました。
演劇集団シアターライズ『真夜中の月の下で俺は吠えた』
こちらもテイストこそ違えどインパクトある立ち上がり。
リアルに寄せたのがにほひさんなのであればフィクションに寄せたのがシアターライズさん。
ある意味で正反対なお芝居でした。
ディフォルメされた役はそういう世界観なのか、と受け入れやすいものでした。
役者の勢いも素晴らしかったです。
個人的には全暗の中、マグライトを使う演出が好きで思わず「お!」となりました。
カーテンコールが始まったかと思えばそれも演出の一部、いつ終わるのかわからない部分もどこか懐かしく楽しく観させていただきました。
熊猫(D地区)