RIVALS EYE【30CLIMAX:D地区】
2024年11月17日
RIVALS EYEとは
ライバル達が熱いホンネをぶつけ合う
30リーグ2024参加団体による公式戦の観戦レポートです
今回は30CLIMAX『わくらば×21世紀のキリン』を
D地区がレポート
はたしてライバルはこの試合をどう観たのか?
わくらばさん「あなたのことをしらない」
どこかで見たことがある?ような女の子の悩みとそれに寄り添う家族や友達?のお話。小気味のいい会話のテンポが素晴らしかったです。
来ると分かっていても笑ってしまうボケとツッコミの応酬でとても楽しませていただきました。
お話もある種のお約束ではありますがお約束だけでは終わらず、突然繰り出される超展開(なぜか有名な気がする星間戦争だったり、髪に餡子がつくラブコメ)に笑いつつも、どこか心が暖かくなる
そんな優しいお芝居でした。個人的に好きな点を挙げるのならばイマジネィション!ともりばやしさんです。
来ると分かっていても笑っちゃうのと何かするだけで面白いのはずるいと思いました。
21世紀のキリンさん「心眼つゞら」
大前提として挙げさせていただくんですが自分の知識不足だなぁ、と痛感しました。前回の曽根崎心中に関しては知っていたのですが、今回の脚本が元になったものがあるのかも知らず、深いところまで見ることができませんでした……。開幕、全暗の中から声が響いてくる演出が好きで盲人の演出としても非常に効いているなぁと思いました。とにかく世界観がすごい。
所作から作り込まれていて、目の前で繰り広げられている物語に没頭することができました。照明も良かった。
盲人のシーンでは目潰しのライトが効いていて、それもまた世界に入り込む一因になっていたと思います。ですが、やはり理解が難しい。
独特の世界観故に仕方ない部分ではありますが、そこだけが非常に惜しいと感じました。両団体、並びに30リーグ参加団体の皆様
長期間お疲れ様でした。
熊猫(D地区)