RIVALS EYE【第三節:カムパネルラ】

2024年06月11日

RIVALS EYEとは

ライバル達が熱いホンネをぶつけ合う

30リーグ2024参加団体による公式戦の観戦レポートです

今回は第三節『わくらば×D地区』を

カムパネルラがレポート

はたしてライバルはこの試合をどう観たのか?

《わくらばさん 此処からさきのはなしをしよう》

誰しもが楽しめる家庭の事情•コメディ。演劇を知らない友人にオススメするならこの一本に挙げる作品でした。
登場人物の芯が太い。家族故に滑らかに進む会話。
自然と登場人物の振る舞い、会話に目が向きました。
これ迄に拝見したインディペンデントシアター1stでの作品の中でテクニカル部分を含めて一番自然に会場に溶け込んだ作品に思えました。どうやったらこういった作品を仕上げられるのか。
目にすることができて、よかった。

《D地区さん おかえり未来の子》

昨年上演した際に拝見した作品。素晴らしさを知っている故に変化したキャストでの差異を楽しむ。
始まりのドライブのシーン、加藤の芝居などは昨年とは違った味を覚えていいなと思いました。
流れを把握していた為、鑑賞者としては再演にあたり大きな驚きは少なく感じました。
もしも今回が初見だったとしたら自分はどう思ったのだろうか。
観劇者としてはキャストが入れ替わる事で産む新鮮味という効果以上のモノを期待していたのかもしれない。出来のいい脚本、役者の好演以上のモノが欲しかったのかも。だってそれは去年目にしていますから。

《総評》

両団体とも家庭の事情が軸の作品でした。内容は対称的。
投票は悩みましたがわくらばさんに入れました。
わくらばさん、演出•脚本•演技が滑らかで且つ全登場人物の芯が太い。こんなにもレベルの高い作品があっていいのだろうかと驚きました。
作風的に好きだなと思ったのはD地区さんです。然しわくらばさんの仕上がりがすごい。コレは敵が悪いな、と。作風の合う合わない以上のモノを形成していましたから。ソレより増す為の要素、好演以上の何かが有ればまた情勢は変わっていたかも。

容原静(カムパネルラ)

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