RIVALS EYE【第二節:にほひ】
2024年05月06日
RIVALS EYEとは
ライバル達が熱いホンネをぶつけ合う
30リーグ2024参加団体による公式戦の観戦レポートです
今回は第二節『演劇集団シアターライズ×21世紀のキリン』を
にほひがレポート
はたしてライバルはこの試合をどう観たのか?
演劇集団シアターライズ「Last.last.Last...」
その人たちの関係性が見えるオープニングがワクワクして素敵でした。
駅員やアテンダント?の衣装や小物、共通点のある衣装などが見ていて楽しかったです。
椅子が、パイプ椅子なのが気になりました。ブラックボックスなどもっと抽象的で良かったのでは。
曖昧で哲学的なセリフで物語が進んでいくので、何のことだろう?と興味をそそられる展開でした。言葉に作者のこだわりが見え隠れしていたのも良かったです。
曖昧さゆえに話の筋が分かるのが遅れてしまい、前半がどうしても筋を追うだけになってしまいました。
21世紀のキリン「PINK」
30分とは思えないほどのボリューム感で、面白かったです。
一つ一つのシーンの画がとても美しかったです。空間の使い方が素敵だなと思いました。劇場の外にも空間が広がっていくようで、見ていて楽しかったです。
桜に狂わされた男2人の様子を見て、背筋がぞわぞわする感覚が30分ずっと続いていました。とても好みでした。
感情の振れ幅が大きい時のセリフがやや聞き取りにくかったです。
桜を女性に見立てるのは様々な所でされていますが、身体表現が豊かな方がするとさらに美しく、魅力的に見えるのだなと感じました。ドキドキしました。
井上多真美(にほひ)