参加団体紹介【21世紀のキリン】
いよいよ開幕を迎える30リーグ2024。今年もバラエティ豊かな6団体が優勝を目指して演劇バトルを繰り広げます。そこで開幕に先立ち、参加団体をより知って頂く為に参加団体に簡単なアンケートに答えて頂きました。
第五回は『21世紀のキリン』です。
団体名の由来は?
ちょっと長くなりますがお付き合いを願います。
主宰・野口、学園座で装置部というところに所属しておりまして(2024年3月で卒業するんですけど)1回生のときにコーナンに買い出しに行ったんです。コーナンってDAISOが一緒になってることがあるじゃないですか。行ったコーナンも例に漏れずそれで。
そのときはでっかい発泡スチロールを買いに行ったのですが、なぜか発泡スチロールのコーナーにDAISOのキリンちゃんパペットが置かれてたんですよ。もうその子が可愛くて可愛くて。そのときはお別れしたんですけど、私がずっと「キリンちゃんパペットが欲しい」って言い続けてたもんだからある日同期が買ってきてくれまして。そっから演出席にずっとその子置いてました。
時は流れ2021年。京都学生演劇祭に参加することになりました。団体名を決めなくてはならず、何か無いかなあと考えてるところにメンバーのひとりが「もえかといえばキリンっしょ」的なことを言い出して。ならどんなキリンならかっこいいかと考え、考案したのが21世紀のキリン。他にも色々ありましたね。「キリン座strong」とか。でもメンバー投票で【21世紀のキリン】になりました。
どんな作風?
古典、海外戯曲を下敷きにした作品を作っています。原案とする作品中の人物関係や雰囲気を拝借し、それを色々と置き換えてつくっております。自分じゃそんなつもりは無いんですが、話が怖いと言われることが多いですね。
原作をご存知の方や作品テーマに関して知見が深い方、そうでない方や初めて作品をご覧になる方まで全ての人が面白いと思えるような深度、見応え噛みごたえのある作品・ストーリーづくりを目指しています。
『ここだけはどの団体にも負けない!』ポイントは?
世界観、文学性、作品の深度……でしょうか。
世界観に関しては、キリンの作品にはたいてい原案・原作があるのでその雰囲気や世界観を大切にしようとしています。またそれらを野口のフィルターを介して表現することにより、野口らしい?世界が構築されていっていると思っています。それが他所様には無い魅力でしょう。
次に文学性に関しては、もともと野口が小説畑の人間だったということもあり戯曲の時点で小説らしいと言われることが多いです。
最後に作品の深度に関しては、野口自身が考えることや勉強することが大好きなので作品全土にわたって何重にも知識や景色が織り込まれています。深く深く読み込める感じに毎度仕上がってますね。
30リーグ優勝の公約をして下さい(優勝したら〇〇します!等)
皆さまからのリクエストにお応えして作品を作り、その短編集を上演します!
お客様へひとこと(意気込み等)
21世紀のキリンの野口萌花です。これまでのキリンで知っていただいた方、役者の野口萌花を見て興味を持ってくださった方、はじめましての方。どなたが観ても楽しい、面白いと思える作品を目指しています。
どうぞよろしくお願いします!